日本ポリプロ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:飯島 要)は、当社が2015年にポリプロピレン製造技術「Horizone™(ホライゾン)プロセス」をライセンス提供したFORMOSA PLASTICS USA社(以下「FPC-USA社」)の新製造プラントが、2025年9月、米国テキサス州Point Comfortにて稼働を開始したことをお知らせいたします。
本プラントは、年産25万トンの生産能力を有し、当社が誇る先進的なポリプロピレン製造技術を採用しています。特筆すべきは、本設備において、ゴム成分を多量に含む高性能リアクターTPO(熱可塑性ポリオレフィンエラストマー)「NEWCON™」の安定生産が可能である点です。

NEWCON™は、自動車のバンパーやインスツルメントパネルなどのポリプロピレンコンパウンド製品の原料として最適であり、優れた耐衝撃性と加工性を兼ね備えています。自動車部品をはじめ、家電製品、包装材など、幅広い用途に対応する次世代ポリプロピレンとして注目されています。
FPC-USA社との協業は、当社技術のグローバル展開を加速させる重要なステップであり、今回の稼働開始は、過去のライセンス供与を通じて培った両社の技術力とこれまでの信頼関係の結晶といえます。
日本ポリプロは今後も、持続可能な社会の実現に向けて、ポリプロピレン製造技術を通じて環境負荷の低減と高機能材料の提供を両立する技術開発に取り組んでまいります。
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